製薬メーカーはどこを向いているのか

長期投与の処方が多くのなり30日投与のケースが増えています。
中には28日投薬の先生もおみえになるかと思います。
最近になってやっと気づいたことがあります。
それは28日投薬より30日投薬の方が10錠単位のヒートの場合に患者さん
に奇麗な形(28日処方の際にはハサミをいれる必要あり)でおくすりが渡せる
ということです。
当たり前といえば当たり前のこと。笑われそうな話ですいません。

ウイークリーに統一すれば、28日処方がいいのかも知れませんが
実際は両方そろっているとは限りません。
むしろ10錠ヒートはあるが14錠ヒートはないといった薬剤が多いのではない
でしょうか。

そこで本題です。

認知症の薬剤を出しているある製薬メーカーがあります。
皆さんすでにお気づきのことと思いますが、その薬剤は10錠ヒートがなく
14錠ヒートしかないのです。
高齢者の場合、他の薬剤の併用が多いため30日投薬で処方するには非常に
使いにくい包装といわざるを得ません。

そして使用開始の1〜2週間服用するための用量の薬剤もPTP14T×2、つまり
28錠包装しかないのです(最近14T×1が出たという情報をききましたが、この
情報もMRからではありません。知らなければずーっと28錠包装の注文が続い
ていたわけです)。
そんなに新患の認知症の患者があるわけでもないし、院内処方の当院としては
10錠または、それこそ7錠の包装がほしいところです。
なぜならこの薬剤はかなりの高薬価だからです。

ついでに言わせてもらうならば「初期用量は有効用量ではなく、消化器系副作用
の発現を抑える目的なので、1〜2週間を超えて使用しないこと。」となっています。
効かないといいながら初期用量に高薬価がついています。
これも不思議なことです。
余分なことを言いました。

MRの話では、10錠包装の要望があちこちからあがっているということは
再三本社に報告しているとのこと。
まさか一手販売ということで動かないのかなと勘ぐってしまいます。
このことは半分正鵠を得ているとも思っていますが。

口腔内崩壊錠の流行も不思議です。
単独で服用することの多い疾患では便利と思います。
しかし多剤服用するような生活習慣病の患者さんにはあまり評判がよくありません。
溶けない薬剤と一緒に服用すると、何か「すかされた」ような感じがするようです。
そして何より薬剤によっては、包装が厳重で使用期限も短い場合があります。

薬剤のユーザーは元来は患者さんです。
しかし医療機関も薬剤の消費税を払わさられている点ではユーザーといって
いいかも知れません。
(受益者負担が原則の消費税がどうして相も変わらず医療機関が支払っているのか)

ユーザーフレンドリーであって欲しいものです。

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石垣定哉 『アラゴンの村』 12号
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h53095703


昨日トモセラピーの話題をアップしました。
アップ後、(土曜日に外泊をしていたので)2日遅れで日曜日の朝日新聞朝刊
(2007.8.26)を何気なく読んでいました。
思わず目に止まった記事があったんです。

医療特集『がんの患部 狙い撃ち 放射線治療の新機器「トモセラピー」』です。

知らぬは亭主ばかりなり(当事者だけが知らずに平気でいること)。

何とも恥ずかしい限りです。もうすでに世間の一般常識だったんですね。

以下、新聞記事より平成19年8月26日時点での最新情報として少し追加させて
いただきます。

導入されている医療機関は、昨日の5医療機関に加えて日高病院(高崎市)、
江戸川病院(東京都)、済生会熊本病院(熊本市)の計8カ所。

●入院の必要がない。
●熱も痛みも感じない。
●がんに正確に放射線を当てられる画期的な装置(東大放射線科、中川准教授)
●欠点は治療に日数がかかること。
●緩和医療にも活用できる。
●1台約5億円。
●公的医療保険の枠内で治療できる場合が多い。
(一部の医療機関では先進医療として患者が別枠の料金を負担するところもある)

また昨日入手の週刊朝日9月7日号の「病院特集」でもトモセラピーの紹介があり、ある病院では2台目が稼働しているとのことです。


循環器系の話題は
「葦の髄から循環器の世界をのぞく」 
http://blog.m3.com/reed/
でとりあげています。

他に
ふくろう医者の診察室 
(一般の方または患者さん向き)
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
があります。
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by esnoopy | 2007-08-29 01:00 | その他
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