腎結石の体外衝撃波治療で糖尿病などリスク増大
腎結石の治療では、結石を体外から衝撃波で破砕する「体外衝撃波結石破砕術」がよく用いられるが、この治療法を受けた患者は、他の治療を受けた患者に比べ、その後数十年間での糖尿病発症率が約4倍、高血圧リスクが約50%高いという報告が、医学誌「Journal of Urology」4月号に掲載された。しかし医師らは慎重な姿勢を示している。 この続きは以下をクリックして下さい。 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060421hj000hj <コメント> 昨年4月の記事ですからトピックスではありません。 文中では反論もあり、決定的事実ではないみたいです。 日本の施設では安全な治療法として、このことに触れた説明は少なくともサイトでは見当たりません。 もし事実ということでしたら術前に説明する必要があります。 泌尿器の専門医ならこの論文は読んでいるはずですから。 薬害エイズ訴訟の時ように、ESWLを施行したその時点で医学常識だったかどうか、が係争されなければよいのですが、先々ちょっぴり心配です。 個人的には数ミリの尿管結石のために糖尿病や高血圧になって命を縮めるのはまっぴらです。 さて、内科医としてこのESWLのために泌尿器科に紹介する際、わざわざ患者さんにこの可能性について説明するかどうか? 悩むところです。 上橋薫 樹陰 油彩10号 http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h54000633 衝撃波治療は循環器領域にも応用されています。 狭心症の衝撃波治療 心臓病に「衝撃波治療」、東北大が臨床試験へ (これも2005年11月のいささか古い記事で申し訳ありません。結石治療の10分の1程度の弱い出力の衝撃波ということです。まさか「心臓震盪」は起こらないとは思いますが。) http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20051105ik01.htm?from=goo 循環器系の話題は 「葦の髄から循環器の世界をのぞく」 http://blog.m3.com/reed/ 一般の方または患者さん向き 「ふくろう医者の診察室」 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopyでとりあげています。
by esnoopy
| 2007-09-15 00:05
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