医療ミスについて

○○県がんセンター 検体取り違え肺切除
50歳代男性、後遺症

医療ミスがあった愛知県がんセンター
○○市の○○県がんセンター病院」で2005年5月、同市内の50歳代の
男性患者を肺がん患者と取り違え、肺の一部を摘出していたことが
28日、分かった。
男性には、激しい運動が出来なくなるなどの後遺症が残っている。
担当医が、検査のために摘出した肺組織を、別の患者のものと
取り違えたのが原因。
同病院はその後、チェック体制の強化など再発防止策を取っているが、
男性の意向でミスを公表していなかった。
病院などによると、男性は肺がんの疑いがあるとして○○市内の別の
病院の紹介で、05年1月、がんセンターでの受診を始めた。
同年4月下旬に入院し、手術するかどうかを決める組織検査を受けた
結果、5月9日に悪性腫瘍(しゅよう)と診断され、同月25日に右肺上部
3分の1と周辺のリンパ節を切除する手術を受けた。
ところが、切除された肺を調べたところ、既に治った古い結核細胞が
見つかったものの、肺がんではなかったことが分かった。
切除された肺と、組織検査で採取されていた肺組織とが異なっていた
ことから、担当医が、男性の肺組織が採取されたプレパラートと、
別の患者のプレパラートを取り違えていたことが原因と判明した。
別の患者の手術は、男性の後に予定されていたため、取り違いに気付き、
影響はなかったという。

被害男性 病院の対応に憤り
がん医療の拠点施設として、最先端の治療が行われている病院で、
一つ間違えれば命にかかわりかねない単純なミスが起きていた。
男性には手術後、激しい運動が出来なくなったり、肩が上がらなくなる
などの後遺症が残った。
ミスの直後に、病院側は男性と家族に謝罪し、経緯を説明した。
しかし、肺の一部を切除したことについては、「結核細胞が、
がん細胞化する可能性があり、組織検査が正しくなされていても、
肺の切除は行った」と強調。
男性に対して、手術費や入院治療費は請求しなかったが、
男性が求めた慰謝料の支払いには応じていない。
男性は、「ミスを認めておきながら、『結核が取れたから良いでしょう』と、
慰謝料の支払いなどに応じなかった病院側の対応は、極めて不誠実だ」
と憤りを隠さない。

○○県がんセンター 検体取り違え肺切除
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/070929_1.htm?from=goo
<コメント>
「結核細胞が、がん細胞化する可能性があり、組織検査が正しく
なされていても、肺の切除は行った」 ・・・ ちょっと苦しい説明です。

○○がんセンターで患者取り違え手術、肺の一部摘出も生命別条なし
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050923ik01.htm?from=goo
<コメント1>
この○○県では、以前同じく(他の)県立病院で胃がんの手術をして、
その摘出標本から腫瘍細胞が見つからず訴訟になったことがあります。
昔なら病理の結果まできちんと説明せずに「悪いところは完全に取っと
いたからもう大丈夫だよ。病理もそれほど悪いもんじゃなかったよ。」
で済んでいたんじゃないんでしょうか。 
隠し事やウソは絶対にいけないということでしょうが、公立病院という
ことで事実を告知したんだろうかと考えてしまいました。
個人病院なら訴訟に持ちこたえることが出来るでしょうか。
今でもアッペンノルマーリス(正常虫垂)の手術はあると思うのですが
どのように術後に説明しているのでしょうか。

いずれにしてもミスはありうることですが、あってはならないことでも
あります。

<コメント2>
私の親族がある県立がんセンター乳がんの疑いで
吸引細胞診を行い乳がんと診断され手術が決定しました。
ある事情もあって、私の伝手(つて)で都内の乳がん専門医
(いわゆる全国で一二の名医)に手術をお願いしました。
術前に件(くだん)の病理組織をチェックされ、どうやら
良性らしいという判断をされたようです。
そんなこともあって手術は腫瘍摘出だけの段階で凍結切片
(術中迅速診断)の病理検査にまわされました。
術中の病理の結果で良性という診断となり、最小の手術で
数日後には退院となりました。
もちろんその後の病理の結果も良性でした。
このまま前医で手術になっていた場合に、術後に良性であった
旨告知していただけたのでしょうか。

術中迅速診断
http://www.iams.or.jp/news/jinnsoku.html
術中迅速検査
http://www.ntmc.go.jp/kensa/02_byori/byori4.htm乳がん術中に適用するセンチネルリンパ節分子診断検査が
米国で承認獲得
http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/post_505.html

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シャガール「Daphnis And Chloe」
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d78799543

他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)
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by esnoopy | 2007-10-02 00:18 | その他
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