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ミノサイクリンが急性脳梗塞患者の予後を改善

Lampl Y,et al. Neuroloogy 2007;69:1404-1410
の論文がMedical Tribune 2007.10.18で紹介されました。

以下紹介させていただきます。

虚血性動物モデルの実験で、ミノサイクリンの神経保護作用が報告されている。
ヒトの急性脳梗塞に対する同薬の効果を検討するために。オープンラベル(評価者は盲検)でミノサイクリン200mgまたはプラセボを5日間経口投与した。
治療開始までの至適時間(セラピューティックウインドー)は、脳梗塞発症後6〜24時間とした。
米国立衛生研究所の脳卒中尺度(NIHSS)、modified Rankin尺度(mRS)、Barthel指数(BI)によりデータを評価し、ベースライント時から90日目までの変化を比較した。
74例にミノサイクリン、77例にプラセボを投与した。
ミノサイクリン群はプラセボ群と比べて90日目のNIHSSとmRSスコアが有意に低く、BIが有意に高値で予後良好であった。
このパターンは追跡期間中の死亡、心筋梗塞発症、脳梗塞の再発、出血性変化は両群間で差はなかった。
<コメント>
ミノサイクリン200mgという量は、
「通常成人は初回服用量をミノサイクリンとして、100〜200mg(力価)とし、以後12時間ごとあるいは24時間ごとにミノサイクリンとして100mg(力価)を経口服用する。」
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se61/se6152005.html
ということで常用量です。
諸外国ではどうなっているのでしょうか。
そして作用機序はどうなっているのでしょうか。
またどのようなことからこのアイデアを思いついたもでしょうか?
(動物実験そのものが不思議です。)
私も脳卒中で倒れたら、意識がなくても何とかミノサイクリンを飲ませて貰うように頼んでおきます。
たとえ脳出血だったとしても害はない訳ですから。
しかし点滴投与の方が効くように思うのですが。


抗生物質が脳卒中の 24 時間後までの新たな治療法に
http://www.rda.co.jp/topics/topics3095.html
[PDF] National Institutes of Health Stroke Scale (NIHSS)
http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-m/neuro/NIHSS.pdf
備後脳卒中ネットワーク[NIHSSトレーニング]
http://www.bingo-stroke.net/tr_nihss.html
NIHSS採点表
http://melt.umin.ac.jp/nihss/nihssj-table.htm

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http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p84381819


<医療記事より>
バイアグラ使用で聴力失う恐れ、FDAが警告
2007.10.19
米食品医薬品局(FDA)は18日、男性の勃起(ぼっき)不全治療薬「バイアグラ」の使用で、聴力を失う恐れがあると警告した。FDAは、バイアグラの成分と聴力を失うことについて、はっきりとした関連性はまだ不明だが、1996年からすでに、29件の報告があったとして、警告の発表を決定した。

警告が出されたのはバイアグラのほか、同じく勃起不全治療薬のシアリス、レビトラ。また、バイアグラと同じく、クエン酸シルデナフィルを含む肺高血圧症治療薬「レバティオ」にも、警告が出された。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200710190029.html
<薬剤情報>
持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤「クラリチン錠10mg」に、7歳以上の小児に対する用法用量の追加がありました。

他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)
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by esnoopy | 2007-10-20 00:56 | 循環器科
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