カテゴリ:その他( 72 )

インパクトファクター

自宅で銀行のAさんと話をする機会がありました。
話は格付機関の話になりました。
ムーディーズやスタンダード&プアーズという格付け会社の名前は皆さんご存知のはずです。

行員Aさん「スタンダード&プアーズって標準と貧乏、つまり中流と極貧。考えてみると変な会社名ですよね。」
私「人名じゃないの? よく外国では二人の名前つけるから」
行員Aさん「でもプアーズって名前っていくらなんでもありですか?」
私「そりゃそうだけど。日本人の名前でそんな名前思いあたらないよね。ところで格付機関の格付けはどこでやってんの?」
行員Aさん「?!?!」

格付機関(格付会社)リンク集
carsensor.net/catalog/mitsuoka/
今では大学も格付けされる時代になっています。
中には怪しげな格付けもあります。

民間機関による大学格付け(ランキング)
http://homepage3.nifty.com/katu-kobayashi/doppo/rankingu_1.htm
大学格付け決定版
http://www.geocities.jp/daigakuranking/
米誌の大学「研究力」格付け、東大16位
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20060913ur03.htm

格差社会、格差会社、格差大学・・・・。

c0129546_814915.jpg

片山みやび リトグラフ 月の葉脈
http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t42104242


さてそんな話をしていて、医学雑誌の格差すなわち「格付け」に思い当たりました。
医学研究者にとっては生命線ともいえるインパクトファクターです。

Impact Factorとは1論文あたりの引用回数の平均値を計算したもので、その雑誌の影響力を表しています。インパクトファクターが高いほど、影響力の高い論文を収録していると言えます。雑誌の発行形態や発行の規模の違いに関わりなくその雑誌の影響力や重要度がわかります。2005年のインパクトファクターは次の計算式で算出されています。

1999年のインパクトファクター=(2003年と2004年にある雑誌に掲載された論文が1999年に引用された総被引用回数)/(2003年と2004年にある雑誌に掲載された論文総数)



インパクトファクターの計算式を見てわかるように、インパクトファクターは2年間という短期間のあいだに引用された回数で計算していますので、すばやく影響力を与えるような雑誌の方が値が高くなる傾向があり、長年にわたって少しずつ引用されるような雑誌は相対的に値が低くなります。
また、「インパクトファクターが指標として正しくない」と批判する人が指摘するのは、レビュー論文を多く載せている雑誌の方がインパクトファクターが高くなりやすいということです。たとえば、Annual Review ofシリーズはどの分野でも高いインパクトファクターになっていますし、レビューが多いCell系の雑誌もインパクトファクターが高くなっています。

最近では、教授選考の際にインパクトファクターの合計点でアシキリするようなケースもあるそうで、研究者にとっては好む好まざるとに関わらず、ついて回る指標になってきています。

インパクトファクターとは?
http://www.kenkyuu.net/biotech-01.html
(上の文章はこのサイトから引用させていただきました。)

インパクトファクター
http://www.thomsonscientific.jp/products/jcr/support/faq/
(質疑応答形式で書かれています。)
インパクトファクター
http://ja.wikipedia.org/wiki/インパクトファクター
(インパクトファクターの長所、誤解、批判が書かれています。)
インパクトファクター関連論文
http://www.thomsonscientific.jp/resources/if/
(8つのインパクトファクターに関する論文が紹介されています。これらの論文が掲載された専門誌にもインパクトファクターがつくわけです。)
<コメント>
こんなことを気にする時間があったら研究の時間に回す。
おっしゃる通りですが、教授がインパクトファクター至上主義で決まるとしたら教授を目指す人にとっては看過出来ないのがこのインパクトファクターです。
いろいろ問題も含んでいるだけに悩ましいですね。
c0129546_12372322.jpg

NEJMの広告に出ていたインパクトファクターです。

他にこんなブログもあります。
井蛙内科開業医/診療録 
http://wellfrog.exblog.jp/
葦の髄から循環器の世界をのぞく
http://blog.m3.com/reed/
[PR]
by esnoopy | 2007-10-27 00:43 | その他

メタボリックシンドロームと腹囲論争

女性の腹囲は80センチを基準に メタボ診断で、東北大発表
東北大大学院薬学研究科の今井潤(いまい・ゆたか)教授らのグループは18日、
メタボリック症候群の診断基準になっているウエストサイズ(腹囲)について「男性87
センチ、女性80センチが適切な基準値」と発表した。
厚生労働省は腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上で、さらに高脂血、
高血圧、高血糖の2つ以上に当てはまるかどうかを基準としている。
女性の腹囲を男性よりも大きく設定していることには、異論も出ていた。
研究グループは「女性の腹囲は引き下げが必要ではないか」と指摘。
25日から沖縄県で開かれる日本高血圧学会で発表する予定。
研究グループは、2000-06年にかけて、岩手県花巻市大迫町の男女約400人
(平均63歳)に健康診断を実施。
血圧などの健診データを分析し、メタボリック症候群に該当する人を見つける上での
最適な腹囲の値を導き出した。
現行の診断基準は、日本高血圧学会などが作成、05年に発表した。
その後、国際糖尿病連盟が「男性90センチ、女性80センチ」を発表するなど諸説
出ている。
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&articleId=58284
記事:共同通信社   2007年10月19日
<コメント>
もともと体格の差を考慮せずに絶対値で論ずることには無理があることは素人にでも
わかることです。
他国と異なり日本だけ、男性に厳しく女性に甘い腹囲の基準も説得力がありません
でした。
「腹囲の基準」は「メタボリックシンドローム」の必要条件だけにとても重要です。
地道な研究から学会に叛旗を翻した発表に敬意を表したいと思います。
以前、日本動脈硬化学会が作成した「コレステロール治療目標値220mg/dl」に対して
J-LITがAHAで240mg/dlと発表し、あわてて治療目標値を変更したことを思い出して
しまいました。

「メタボリックシンドローム」。何だか胡散臭い。

c0129546_7484088.jpg

横山申生 モレ―の村 P10号
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g60104967


「男85センチは平均的」
おなかに脂肪がたまるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、通称メタボ)の
診断基準を巡り、専門家から異論が相次いでいる。
基準の一つであるウエストサイズ(腹囲)が、女性で90センチ以上なのに対し、
男性は85センチ以上と、諸外国に比べても厳しいなどが理由だ。
この症候群の人を見つける「特定健診・保健指導」が来年度に始まるが、
「これでは健康な人まで『異常』と判定される」との指摘もあり、日本肥満学会などは
今後、診断基準に関する委員会を開き、基準の見直しの必要性を検討するとしている。
 この症候群は、腹囲に加え、血圧、空腹時血糖、血中脂質のうち2項目以上で
異常があった場合に診断される。特定健診・保健指導は、40〜74歳が対象で、
現在の健診の項目に腹囲測定が新たに加わる。
内臓脂肪は、内臓の周りにたまる脂肪のこと。画像診断で、へその位置の胴回りの
内臓脂肪面積が一定以上の場合、糖尿病や心筋梗塞(こうそく)などを引き起こす
恐れが高まるとして、日本肥満学会などが、内臓脂肪面積を基に腹囲の基準を定めた。
だが、国際的にみても、男性の方が厳しい基準となっているのは日本だけだ。
米国の指針では、男性102センチ超、女性88センチ超を腹囲の基準としている。 
約160の国と地域の医師らで作る国際糖尿病連合の基準では、欧州で男性94センチ
以上、女性80センチ以上、中国・南アジアは男性90センチ以上、女性80センチ以上だ。
日本人についても今年、男性90センチ以上、女性80センチ以上との基準を打ち出した。
同連合副会長で中部労災病院(名古屋市)の堀田饒(にぎし)院長は「男性の方が女性
より厳しいのはおかしい。
腹囲が85センチぐらいの男性は平均的で最も多く、健康な人でも基準に引っかかる
恐れが強い」と指摘する。
<コメント>
ごもっとも。

診断基準をまとめた住友病院(大阪市)の松沢佑次院長は「腹囲の基準を超えたら病気、
基準以下なら健康ということではない。女性の基準値が緩いのは皮下脂肪が多いため。
女性の方が心筋梗塞などは少なく、現時点では大きな問題はない」としながらも、
異論があることを考慮し、「今後、診断基準の見直しの必要性を検討する」と話している。
<コメント>
相変わらず頑張ってます。
何のエビデンスもなく数字を具体的にあげれる態度は、科学者としてまことに立派(?)
です。
ウエスト/ヒップ比では内臓肥満を診断できないでしょうか。
論文でこの数値の方が肥満の検出については有用という論文があったのですが。

(2007年10月14日  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071014-OYT8T00078.htm?from=goo

メタボ腹基準、緩めません…男性85センチ  肥満学会が見解
男性に厳しく女性に甘いメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の腹囲による
国内診断基準が、世界標準と大きく異なる点について、基準策定の中心となった
日本肥満学会は19日、「基準を変える必要はない」との見解を公表した。
内臓の周りに脂肪がたまるメタボリックシンドロームの診断基準は、腹囲が「男性
85センチ以上、女性90センチ以上」の条件を満たした上で、血圧、血糖値、血中
脂質の値のうち2項目が基準を上回ること。来年度から40歳以上を対象に始まる
特定健診では、メタボリックシンドロームやその予備軍と診断された人は、生活習慣
病予防のための特定保健指導を受けることになる。
しかし、米国の肥満基準は腹囲が「男性102センチ超、女性88センチ超」で、世界的
には男性の方が緩いのが普通。特定健診の導入を半年後に控え、基準の妥当性を
疑問視する声が出ていた。
これに対し同学会の松沢佑次理事長は、「内臓脂肪の量から腹囲基準を決めたのは
日本だけ。単なる肥満基準とは違う」と診断基準の妥当性を訴えた。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20071020-OYT8T00067.htm
<コメント>
なんじゃこりゃ。

メタボリックシンドロームの“つくられ方”:意外とあいまいな診断基準
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz06q3/507698/index.html
ウエスト・ヒップ比
http://www.kms.ac.jp/~hsc/izumi/taikei/west_hip.htm
肥満 BMI (Body Mass Index) ウエスト/ヒップ比
http://plaza.umin.ac.jp/~jnhs/newsletter/GNHS01NL02.pdf
肥満の判定はBMIよりウエスト/ヒップ比で
http://kudamononet.com/LifeStyle/medical/diet/obesity_6.html
他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)

[PR]
by esnoopy | 2007-10-25 01:37 | その他

アルツハイマー病 3療法同時並行

運動・娯楽・人づきあい 3療法同時並行
        アルツハイマー病 予防・改善に効果
 
埼玉医科大学の森隆准教授らの国際チームは運動と娯楽、社会的なコミュニケーション
の組み合わせが、アルツハイマー病の予防や改善に大きな効果があることをマウスの
実験で突き止めた。
それぞれの療法を単独で実施するよりも同時並行で実施する方が原因物質が減少し
認知機能の回復が顕著に表れた。
アルツハイマー病には決定的な治療法がなく薬剤も限られる。
ゲームや音楽などを楽しむ娯楽療法で認知機能を刺激したり食事・運動習慣を改善
したりして、症状の進行を遅らせようと試みているのが現状。
研究チームはアルツハイマー病のマウスを4つのグループに分けた。
「一匹で飼う」「複数で飼う」「複数で飼い、運動させる」の3グループに対し、「複数で飼い、
おもちゃを与えて運動もさせる」グループのみ、脳内の原因タンパク質「アミロイドベーター」
が大幅に減少。
認知機能も回復した。
森准教授は「運動娯楽に加え、家族が一緒に食事することや外出を促すことを心がけるべき」と話している。
日経新聞 朝刊 2007.10.22 より

<コメント>
「決定的な治療法がなく薬剤も限られる」・・・新聞記者にかかると一刀両断です。
新聞の見出しを見た時、臨床研究と思いました。
マウスの実験で「娯楽」「人づきあい」と書かれていた時にはちょっとびっくりしました。
マウスでこの2つが分かるのかと。
1匹で飼うと運動量は少なくなります。
複数で飼えば当然運動量が増え、おもちゃも与えればさらに運動量が増える。結局
運動量と予防・改善効果をみているだけということにはならないのでしょうか。
さてマウスに与えたおもちゃとは?
そして社会的なコミュニケーションとは闘争なのか?恋愛なのか??協調なのか???
c0129546_7444180.jpg

油絵 平松譲 風景画 F10号
http://page21.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j7582272

<アルツハイマー関連サイトの紹介>
誕生近し!アルツハイマー薬
http://allabout.co.jp/family/care/closeup/CU20041231A/
アルツハイマー病に対して有効で安全性の高いDNAワクチンを開発
http://www.igakuken.or.jp/kenkyu-katudo/press/060620.html
アルツハイマー病ワクチンはパッチ剤形式が安全
http://health.yahoo.co.jp/news/detail?idx0=w14070202
アルツハイマーに朗報
アイルランドの製薬会社、世界初ワクチン開発
http://www.boxweb.co.jp/hospital/news/000712_arutu.html
(2000.7.12の新聞記事からです。)
アルツハイマー病に対するワクチン治療法の進歩
http://tsubasa.gr.jp/118.html
アルツハイマー病のおきるしくみと治療/現在と将来
http://www.tmig.or.jp/J_TMIG/books/tihou_pdf/24.pdf
<コメント>
アルツハイマーの治療に関してはいろいろ話題があるようです。
7年以上も前からワクチンが開発されているようですが実用化はどうなっている
のでしょうか。
副作用の問題もいろいろあるようですが、何だか出ては消えるインスリンの注射
以外の投与法の話のようです。
今まで何度期待を裏切られたことか。
しばらくは塩酸ドネペジル(アリセプト)も安泰といったところでしょうか。

アルツハイマー病のワクチンについては後日また触れさせていただきます。


他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)

<追記>
週刊朝日11月2日号(p118〜124)に興味深い記事が掲載されていました。
(以下次号ということなので第二弾もあるようです。)
題して「お役人の超高収入アルバイト」
厚労省の医師の原稿料、講演料が生々しく数字入りで公表されています。
これから講演を聴く際の参考(?)にもなります。
[PR]
by esnoopy | 2007-10-24 00:42 | その他

軽度認知障害(MCI)

きょうは正常と認知症のボーダーラインの状態について勉強してみました。
おそらく個人差のあることや加齢現象との区別が困難なことが予想されます。
もともとボーッとした人はどうやって診断するんだという声も聞こえて来そうです。


軽度認知機能障害(Mild cognitive impairment,MCI)は,正常と痴呆の間に位置する知的グレイゾーンとしてクローズアップされてきた概念である.
MCI には臨床的にも病因論的にも多様性があり,種々の痴呆症に進行しうる前駆段階を含む状態と考えられる.
これまでにも,Age-associated memory impairment やAge-associated cognitive decline などの概念も提唱され,研究者の間でも,正常と痴呆の間のBorderlineを加齢の延長線上にとらえる(Normality model)か,疾患の始まりとして位置づける(Pathology model)かの立場の違いが存在する.
東北大学老年内科におけるもの忘れ専門外来における経験から,医療機関を受診するMCI 患者の約70% は進行性に認知機能が低下し,脳脊髄液タウ値が高く,アルツハイマー病(AD)の前駆段階と思われ,実際MCI からAD への年間転化率は約15% であった(Progressive MCI,進行型MCI).
一方,他の30% は認知機能障害に進行がみられず,脳脊髄液タウ値が正常範囲内でMRI において脳室周囲白質病変が比較的高度であった(Stable MCI,非進行型MCI).
この脳室周囲白質病変には,Vascular risk factor や年齢が関連していた.

軽度認知機能障害と痴呆症の早期診断
http://www.med.or.jp/jams/symposium/kiroku/125/pdf/125021.pdf
東北大学大学院医学系研究科先端漢方治療医学荒井啓行教授
             より転載させていただきました。


軽度認知障害の診断とその意義
●軽度認知機能障害(mild cognitive impairment;MCI)は、多様な原因から生じる「正常でもない、認知症でもない」状態を指す用語である。
あるいは、物忘れなどの認知機能障害が軽度であるものの、日常生活は自立している状態と言い換えることもできる。
●健忘型MCI(多くはアルツハイマー病に進行する。)
 非健忘型MCI(前頭側頭型認知症やレビー小体を伴う認知 症などに移行する。)
●進行するMCI(アルツハイマー病や前頭側頭型認知症など の神経変性疾患や血管性認知症)
 進行しないMCI(脳室周囲白質病変や微小梗塞のある血管 障害、薬物性)
●臨床的に重要なのは「治療可能なMCI」を早期発見すること。
●ロッテルダム研究
糖尿病であることは(血管性認知症はもちろん)、アルツハイマー病の発症リスクも約2倍上昇することが示され、特にインスリン治療を受けている糖尿病患者では、アルツハイマー病発症のリスクは約4倍上昇していた。
(糖尿病と認知症については、また機会を改めて考えたいと思います。)
●スタチンを服用している高脂血症患者からのアルツハイマー病の発症が有意に低いという報告がある。
●適度な運動、魚の摂取が認知機能の維持に有効という報告がある。

<コメント>
「ロッテルダム研究」を検索すると実にさまざまな成果が出て来ます。
またロッテルダム研究については私の宿題とさせていただきます。


参考
日本医事新報4356 2007.10.20p89
荒井啓行先生

MCI(mild cognitive impairment;軽度認知機能障害)の概念と認知症予防としての生活習慣病対策が持つ可能性
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2006dir/n2664dir/n2664_04.htm
軽度認知機能障害と痴呆症の早期診断
http://www.med.or.jp/jams/symposium/kiroku/125/pdf/125021.pdf
(最初に転用させていただきました。MCIのすべてが学問的に記載されています。)
認知症は予備軍のうちに見つけよう
http://www.healthist.jp/news/175_02/02_01.html
進む画像による早期診断 アルツハイマー型痴呆 脳血流を解析して判定
http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/1005chihou.html
[PDF] 認知症予防・支援について
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/11/dl/tp1101-2h.pdf
若年性アルツハイマー|もの忘れドック-武田病院画像診断センター
http://monowasure.jp/demantia/young.html
“ありふれた薬”に意外なリスク 抗コリン剤を継続使用の高齢者、8割に軽度認知障害
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/421457.html
(「後で入力する」をクリックして下さい。)
東北大学病院 老年科
http://www.hosp.tohoku.ac.jp/sinryou/s07_rounen.ht
ミニメンタルステート検査
mlhttp://ja.wikipedia.org/wiki/ミニメンタルステート検査
認知障害なんでもサイト
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/boke2.htm

c0129546_7251295.jpg

日本芸術院賞 仏芸術院賞 岡田又三郎 街並 30号
http://page14.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s73090330


<関連メディカルニュース>
Donepezil for the Treatment of Agitation in Alzheimer's Disease
ドネペジルはアルツハイマー病患者の興奮を改善せず認知機能改善には有効
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200710/504370.html
(「後で入力する」をクリックして下さい。)

Treatment of Agitation in Alzheimer's Disease
http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/357/14/1382
(NEJMに掲載された抄録です。)


他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)


[PR]
by esnoopy | 2007-10-23 00:13 | その他

CTとX線被曝

CTの被曝は医療被曝の中で最も大きくて、その影響については医療提供側は
しっかり把握しておく必要があります。
以前に、英国医師に被曝量の測定単位を問う調査があり、ほとんどの医師が
答えられなかったという論文を読んだことがあります。
X線被曝に(比較的)無関心なのは日本だけに限らないようです。

日本のCT検査の増加
●CT装置は最近11年間で2倍に増加しています
●年間CT検査は3.1倍に増加し、スキャン数は3.7倍になり、1件あたりのスキャン
数も増加しています。

CT検査の被曝とリスク
●CTの被曝(実効線量)は主なX線検査の中で最も高い部類に入ります。
●CT検査は繰り返される傾向があり、臓器によっては、発癌が増加する吸収線量
に近いか、それを超えることがありうる。
●小児は放射線に対する感受性が成人の数倍高い。
●胎児に流産、奇形、知能障害などが発生する可能性のある最低被曝量は、
最も感受性の高い妊娠初期でも100mGyであり、通常のX線やCT検査では
子宮の吸収線量がこれを上回ることはありません。
従って中絶は全く必要なく、安心して妊娠を継続するよう指導すべきです。
(これは、妊娠に気づかずにCTを行った場合で、妊娠が事前に分かって
いればCTを行わないのは当然です。)
c0129546_80444.jpg

実効線量: 組織の放射線感受性の違いを考慮して被曝のリスクを
比較する指標。 単位はSv(シーベルト)。
吸収線量: 単位質量当りの組織や臓器に蓄積するエネルギーを示す
指標。単位はGy(グレイ)。

参考  日本医師会雑誌 134;9:2005.2 p1732
c0129546_7284157.jpg

千住博  コスモス  シルク
http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t49638832


<コメント>
Medical Tribune2007.10.18に「CTコロノグラフィーによる大腸癌
スクリーニングの妥当性」という論文が紹介されていました。
CTコロノグラフィー(CTC)はマルチスライスCT画像をもとに大腸の
3次元像を得るものです(バーチャル大腸内視鏡)。
もちろん大腸内視鏡は被曝ゼロです。
CTCの方が大腸内視鏡よりラクだからといって患者さんに安易に
すすめる風潮が今後起こるとすれば問題です。
患者さんには被曝については当然説明すべきです。

専門医の期待に応える64列MDCTの高画質
http://blog.m3.com/reed/20070930
(私の別のブログです。
冠動脈造影にMDCTが一部とって変わろうとしています。)


他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed(循環器科関係の専門的な内容)

[PR]
by esnoopy | 2007-10-19 00:58 | その他

閉経後女性の白血球数が乳がんなどの予測因子に

白血球数が多い閉経後女性は乳がんや肺がんなどの発症リスクが高く、
それによる死亡率も高いという論文が発表されました。
白血球数は種々ある検査の中で一番簡単といっていい検査法で、逆に軽視され
がちです。
喫煙で白血球が増加することはよく知られていますが、喫煙の有無の補正後も
有意に差が出たようです。

参考 Medical Tribune 2007.10.11

以下紹介させていただきます。

c0129546_7142413.jpg

 福田忠夫  花の小径  油絵 F10号
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h55080331


WBC数から閉経後女性における癌および死亡率を予測
HealthPartners Research Foundation(ミネソタ州ミネアポリス)のDr. Karen L. Margolisはロイターヘルスに「安価な検査であることや実際に用いられている頻度
から考えると、疫学研究では白血球(WBC)数は思っているほど多く調査されていない」
と述べた。

Women’s Health Initiative(WHI:女性の健康イニシアチブ)研究グループの
Dr. MargolisらはWHIに登録された女性143,748名を対象に、ベースラインのWBC数
と新たに診断された浸潤性乳癌、大腸癌、子宮内膜癌、および肺癌との関係を調査した。
いずれもベースラインにおいて50歳〜79歳の閉経後の女性であり、癌は認められ
なかった。

交絡因子補正後、WBCの最高四分位の女性では最低四分位の女性より浸潤性乳癌
のリスクは15%、大腸癌のリスクは19%、子宮内膜癌のリスクは42%、肺癌のリスクは
63%高かったと、研究者らは報告している。

浸潤性乳癌、大腸癌、および肺癌による死亡率はWBCの最高四分位の女性間で高く
(最低四分位の女性と比べて)、これは非肺癌死亡率および全癌死亡率と同様であった
という。

http://www.kwn-rmn.jp/cgi-bin/taiho/news.cgi?mode=jpview&num=3292
Margolis KL,et al. Arch Intern Med 2007;167:1837-1844.
http://news.henok.jp/kiji/2007/10/wbcreuters.shtml

<コメント>
何故、閉経後女性なのかははっきりわかりません。発表がWomen's
Health Initiative Research Groupによってされたためかもしれません。
この傾向が閉経前女性ならびに男性にも敷衍出来るかは大いに興味
のあるところです。
悪性腫瘍で白血球が増加することは成書にも記載されています。
免疫機構と炎症は悪性腫瘍の病因と関係します。問題はすでに発症
(発生)しているためなのか、もしくは将来の発生の予知因子かという
ところです。
すでに「担癌(がん)状態」であるならば、CRP,hsCRPや血沈もこれらの
マーカーになるということになります。

他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)


[PR]
by esnoopy | 2007-10-18 00:36 | その他

椎間板ヘルニアの原因遺伝子発見

国内で100万人以上の人が悩まされている椎間板ヘルニア。
実はこのヘルニアの発症には遺伝子が関与しているとのことです。
椎間板ヘルニアの発症への関与が判明した遺伝子は二つ目で、予防や治療法の
開発につながると期待されます。

椎間板ヘルニアの原因遺伝子発見=コラーゲン作る働き?
理研など
2007年10月7日(日)
腰痛や座骨神経痛を招く椎間板(ついかんばん)ヘルニアの原因遺伝子の一つを、
理化学研究所と慶応大、富山大、京都府立医科大の研究チームが7日までに
発見した。
この遺伝子のDNA塩基配列が特定のタイプの場合、そうでない人に比べて
約1.4倍、発症しやすくなる。研究成果は発症の仕組みの解明や新薬開発に
役立つと期待される。

この遺伝子は、軟骨組織だけにある「11型コラーゲン」を生み出す遺伝子の一つで、
「COL11A1」と呼ばれる。日本人の椎間板ヘルニア患者の協力を得て、
この遺伝子のDNA塩基配列を調べたところ、特定の部位の塩基の種類が
チミンの人は、シトシンの人に比べ、11型コラーゲンを生み出す働きが
3分の2程度に低下し、約1.4倍発症しやすくなることが分かった。 
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/health/jiji-07X752.html

椎間板ヘルニアの原因遺伝子を世界で初めて発見
- 腰痛、座骨神経痛の治療につながる大きな一歩 -
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2005/
050502/index.html

(平成17年5月に「CILP」遺伝子が同じく理科研から発表されています。今回の
「COL11A1」遺伝子は2つ目ということになります。)


椎間板ヘルニアの新たな原因遺伝子「COL11A1」
- 腰痛、坐骨神経痛の病因解明に向けての新たな一歩 -
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2007/
071002/detail.html

腰椎椎間板ヘルニアの発生に影響を及ぼす要因は何か
http://minds.jcqhc.or.jp/G0000045_0012.html
(遺伝的影響についても述べられています。)
c0129546_7415613.jpg

デュフィ Interior com Janelas Abertas
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m44581084
<番外編>
Medical Tribune2007.10.11より
(第48回日本人間ドック学会)
●慢性腎臓病は頸動脈肥厚の危険因子
(喫煙により両者の関連がより顕著に)
健診受診の28%がCKDであった。
(eGFR60ml/分/1.73㎡未満または尿中アルブミン/尿中クレアチニン30mg/g
以上をCKDと定義)
●健診時の白血球数を禁煙活動に活用
CRP陰性患者で検討。
喫煙本数が白血球数に比例。
<コメント>
愛煙家の白血球やCEAが高いのは医師の間では常識です。
禁煙活動に活用というひねりが効いています。


他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)
[PR]
by esnoopy | 2007-10-16 00:50 | その他

2007年ノーベル医学生理学賞

2007年のノーベル医学生理学賞受賞者が発表されたというニュースはもう既に皆様ご存知の通りです。
ニュースのウェブは将来アクセス出来なくなるためドキュメントしておきたいと思います。

さて昨日は「インスリン発見を1ドルで売ったバンティング」というタイトルで1923年にノーベル医学生理学賞を受賞したバンティングにまつわるエピソードを奇しくも紹介させていただきました。
http://wellfrog.exblog.jp/d2007-10-09

「奇しくも」というのもこの時期にノーベル賞の発表があることを知らなかったからです。
まさに偶然のタイミングだった訳です。
そしてもう一つ。
実は私にとってのもう一つの偶然があります。
それは今、「脳卒中ラット(SHRSP)」「高血圧自然発症ラット(SHR)」を開発された家森 幸男先生の著作を読んでいるところだったからです。

今110歳まで生きられる!  脳と心で楽しむ食生活
家森幸男 著  生活人新書  日本放送出版協会 発行


ISHスペシャルインタビュー
高血圧診療の温故知新◆家森 幸男氏
脳卒中発症ラットを開発、予防に生かす
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/ish2006pre/interview/200609/501402.html

2007年ノーベル医学生理学賞受賞者3人の横顔
 
2007年のノーベル医学生理学賞は、特定の遺伝子の機能を失わせた「ノックアウトマウス(knockout mice)」の作成に成功したマリオ・カペッキ(Mario Capecchi、米国)、オリバー・スミシーズ(Oliver Smithies、米国)、マーチン・エバンス(Martin Evans、英国)の3氏に贈られることが決定した。

マウスの胚(はい)性幹細胞の遺伝子を操作して、ヒトの病気を複製した実験用マウスを作成する方法を発見した功績が認められた。ノックアウトマウスは実験用モデルとして、アルツハイマーやガンの原因解明や新薬の実験などに利用される。

この発見は専門的には「ジーンターゲッティング(gene targeting、遺伝子を標的とすることの意」と命名されているが、通常は「遺伝子ノックアウト」と呼ばれる。

エバンス氏(66)は授賞に、「子どものころからの夢がかなった」と喜びを語った。
ナイトの称号を持つエバンス氏は、英カーディフ大学(Cardiff University)生物科学研究所の所長で教授(哺乳類遺伝学)も務めており、「英国の研究がこういう形で評価されたことをうれしく思う。科学分野で最高の栄誉を受け大変幸せだ」と語った。
(エバンス氏:マウスの胚性幹細胞という様々な組織に成長できる万能細胞を開発した。)

イタリア生まれのカペッキ氏は米ユタ大学(University of Utah)の教授(人類遺伝学・生物学)で、6日に70歳の誕生日を迎えたばかり。授賞は「この上ない栄誉だ」と語り、今後の抱負を述べた。

「現在の生物学研究はすべてマウスを使っている。今後は、この技術をマウス以外の生物にも応用できるかどうか研究したい。ヒトの免役システムはどうやって病気と闘っているのか。生物間で免疫システムの働きに違いはあるのか、違いがあるとしたら、それはどのようなものか。そういったことを解明していきたい」

カペッキ氏は第二次世界大戦中、故郷イタリアのベローナ(Verona)で母親がナチスの秘密警察に逮捕され、ダッハウ(Dachau)の強制収容所に送られたため、路上で物乞い生活を強いられた。

英国生まれのスミシーズ氏(82)は、幼いころ漫画で読んだ発明家にあこがれて研究者になったという。現在は米ノースカロライナ大学(University of North Carolina)の教授(病理学)。
(カペッキ氏とスミシーズ氏:細胞内の特定の遺伝子の機能を止める技術を開発。)

目下、腎臓の機能を研究しており、受賞の理由となった研究を利用して、遺伝子を矯正しヒトの治療に役立たせたいと語った。

2007年10月09日 18:28 
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2295439/2225047
What is gene targeting?
http://ko.cwru.edu/services/targeting.html
Gene targeting
http://en.wikipedia.org/wiki/Gene_targeting
(wikipediaに早くも2007年のノーベル医学生理学賞受賞者3人が紹介されています。)

Knockout mouse
http://en.wikipedia.org/wiki/Knockout_mice
Knockout Mice
http://www.genome.gov/12514551
マウスおよびラット系統の命名法に関する規則と指針
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalas/pdf/iczn.pdf
生殖研究モデルラット
http://reproduction.jp/jrd/jpage/vol48/480201.html
(自然発症ミュータント、人工的誘発ミュータント、さらには育種開発された疾患モデルについてもポジショナルクローニングあるいはポジショナル候補遺伝子探索法により、表現型(疾患)を逆の方向から遺伝子に結びつけることができる。ゲノム解読情報と遺伝解析ツールの整備は、主たる原因遺伝子のみならず修飾遺伝子の同定をも可能にするであろう。そこで、今、古くて新しいテーマである「疾患モデルラットの開発」が見直されるようになったのである。)

審査員によると、ノックアウトマウスは実験用モデルとしてアルツハイマーやガンの原因解明や新薬の実験などに利用される。
c0129546_7284683.jpg
リャド『スタット公園の庭』 シルクスクリーン
http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p83775337?u=;meiseiitou60

現在では、マウスの遺伝子のほぼ半数に当たる一万の遺伝子についてノックアウトマウスがつくられ、遺伝子の機能を調べる方法として定着。ヒトの病気のモデルマウスも約五百以上できており治療法開発や生命科学の基礎研究に欠かせない実験手法となっている。
がん研究に不可欠
【勝木元也・自然科学研究機構理事(発生工学)の話】遺伝子の働きを個体レベルで見えるようにした、飛び抜けてオリジナリティーの高い研究をした三人だ。特定の遺伝子をつぶすノックアウトマウスは、免疫学や神経学、とりわけがんの研究では、なくてはならないものだ。画期的研究で、みんなこの三人がもらうと予想していた。(今回の受賞は)遅かったぐらいだ。
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2007100902054891.html
c0129546_7533545.jpg

          朝日新聞 朝刊 2007.10.9
他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)
[PR]
by esnoopy | 2007-10-10 00:49 | その他

高齢者に対する抗コリン剤投与

抗コリン作用のある薬剤は意外に多いものです。
市販の薬にももちろん含まれており一般の方の注意も必要です。
しかしわれわれ医師もうっかり処方してしまったり、すでに処方し
ていてその副作用に気づかないままでいる場合もあると思います。

「高齢者に対する抗コリン剤投与」という題のついた解説が目に
止まりました。
少し紹介させていただきます。

●高齢者で錯乱や腎不全を生じている症例では、まず薬剤性を
否定する必要がある。
●高齢者における眠剤投与は利益より弊害が大きい場合がある。
ベンゾジアゼピン系薬による睡眠時間の増加は平均約25分。
倦怠感(3.8倍)、認知障害(4.8倍)のほか転倒リスクも増加する。
●抗コリン作用のある薬剤も副作用として口渇、尿閉、発汗、
便秘はよく知られているが、高齢者では錯乱や認知機能の低下
を生ずることがある。
●60歳以上のコホート研究で、軽度認知障害(MCI)は抗コリン
作動薬服用群で80%、抗コリン作動薬非服用群で35%という
報告がある。
●医師の間で、数多くの薬剤が抗コリン作用を有しているという
ことが十分に理解されていない。
●抗コリン作用を有する薬剤
三環系抗うつ剤、制吐剤、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、気管支拡張剤、
パーキンソン病治療薬、ステロイド、潰瘍治療薬、抗精神病薬、
利尿剤など

<参考資料>
Medical Tribune 2007.8.9
c0129546_757517.jpg

児玉幸雄 パリの街』 リトグラフ
http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c122894744?u=;meiseiitou60

“ありふれた薬”に意外なリスク 抗コリン剤を継続使用の高齢者、8割に軽度認知障害
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/421457.html
本当にご法度?「緑内障患者に抗コリン薬」
意外に多い投与可能例、まずは眼科医に相談を
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200705/503193.html
緑内障
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/3788465.html(抗コリン作用を有する薬剤が紹介されています。)
高齢者の服薬上の注意
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec02/ch014/ch014a.html前立腺肥大症における禁忌薬
http://www.okusuri110.com/kinki/shipeikin/shipeikin_02.html
緑内障における禁忌薬
http://www.okusuri110.com/kinki/shipeikin/shipeikin_01.html“ありふれた薬”に意外なリスク 抗コリン剤を継続使用の高齢者、8割に軽度認知障害
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/421457.htmlNon-degenerative mild cognitive impairment in elderly people and use of anticholinergic drugs: longitudinal cohort study
http://www.bmj.com/cgi/content/abstract/bmj.38740.439664.DEv1
緑内障
http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/3788465.html


他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)
[PR]
by esnoopy | 2007-10-03 00:05 | その他

医療ミスについて

○○県がんセンター 検体取り違え肺切除
50歳代男性、後遺症

医療ミスがあった愛知県がんセンター
○○市の○○県がんセンター病院」で2005年5月、同市内の50歳代の
男性患者を肺がん患者と取り違え、肺の一部を摘出していたことが
28日、分かった。
男性には、激しい運動が出来なくなるなどの後遺症が残っている。
担当医が、検査のために摘出した肺組織を、別の患者のものと
取り違えたのが原因。
同病院はその後、チェック体制の強化など再発防止策を取っているが、
男性の意向でミスを公表していなかった。
病院などによると、男性は肺がんの疑いがあるとして○○市内の別の
病院の紹介で、05年1月、がんセンターでの受診を始めた。
同年4月下旬に入院し、手術するかどうかを決める組織検査を受けた
結果、5月9日に悪性腫瘍(しゅよう)と診断され、同月25日に右肺上部
3分の1と周辺のリンパ節を切除する手術を受けた。
ところが、切除された肺を調べたところ、既に治った古い結核細胞が
見つかったものの、肺がんではなかったことが分かった。
切除された肺と、組織検査で採取されていた肺組織とが異なっていた
ことから、担当医が、男性の肺組織が採取されたプレパラートと、
別の患者のプレパラートを取り違えていたことが原因と判明した。
別の患者の手術は、男性の後に予定されていたため、取り違いに気付き、
影響はなかったという。

被害男性 病院の対応に憤り
がん医療の拠点施設として、最先端の治療が行われている病院で、
一つ間違えれば命にかかわりかねない単純なミスが起きていた。
男性には手術後、激しい運動が出来なくなったり、肩が上がらなくなる
などの後遺症が残った。
ミスの直後に、病院側は男性と家族に謝罪し、経緯を説明した。
しかし、肺の一部を切除したことについては、「結核細胞が、
がん細胞化する可能性があり、組織検査が正しくなされていても、
肺の切除は行った」と強調。
男性に対して、手術費や入院治療費は請求しなかったが、
男性が求めた慰謝料の支払いには応じていない。
男性は、「ミスを認めておきながら、『結核が取れたから良いでしょう』と、
慰謝料の支払いなどに応じなかった病院側の対応は、極めて不誠実だ」
と憤りを隠さない。

○○県がんセンター 検体取り違え肺切除
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/070929_1.htm?from=goo
<コメント>
「結核細胞が、がん細胞化する可能性があり、組織検査が正しく
なされていても、肺の切除は行った」 ・・・ ちょっと苦しい説明です。

○○がんセンターで患者取り違え手術、肺の一部摘出も生命別条なし
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050923ik01.htm?from=goo
<コメント1>
この○○県では、以前同じく(他の)県立病院で胃がんの手術をして、
その摘出標本から腫瘍細胞が見つからず訴訟になったことがあります。
昔なら病理の結果まできちんと説明せずに「悪いところは完全に取っと
いたからもう大丈夫だよ。病理もそれほど悪いもんじゃなかったよ。」
で済んでいたんじゃないんでしょうか。 
隠し事やウソは絶対にいけないということでしょうが、公立病院という
ことで事実を告知したんだろうかと考えてしまいました。
個人病院なら訴訟に持ちこたえることが出来るでしょうか。
今でもアッペンノルマーリス(正常虫垂)の手術はあると思うのですが
どのように術後に説明しているのでしょうか。

いずれにしてもミスはありうることですが、あってはならないことでも
あります。

<コメント2>
私の親族がある県立がんセンター乳がんの疑いで
吸引細胞診を行い乳がんと診断され手術が決定しました。
ある事情もあって、私の伝手(つて)で都内の乳がん専門医
(いわゆる全国で一二の名医)に手術をお願いしました。
術前に件(くだん)の病理組織をチェックされ、どうやら
良性らしいという判断をされたようです。
そんなこともあって手術は腫瘍摘出だけの段階で凍結切片
(術中迅速診断)の病理検査にまわされました。
術中の病理の結果で良性という診断となり、最小の手術で
数日後には退院となりました。
もちろんその後の病理の結果も良性でした。
このまま前医で手術になっていた場合に、術後に良性であった
旨告知していただけたのでしょうか。

術中迅速診断
http://www.iams.or.jp/news/jinnsoku.html
術中迅速検査
http://www.ntmc.go.jp/kensa/02_byori/byori4.htm乳がん術中に適用するセンチネルリンパ節分子診断検査が
米国で承認獲得
http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/post_505.html

c0129546_735518.jpg

シャガール「Daphnis And Chloe」
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d78799543

他にもブログがあります。
ふくろう医者の診察室  http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy
(一般の方または患者さん向き)
葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed
(循環器科関係の専門的な内容)
[PR]
by esnoopy | 2007-10-02 00:18 | その他