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新薬セレコックス

非ステロイド性抗炎症・鎮痛剤(NDAIDs)「セレコックス錠」

「セレコックス錠」(一般名:セレコキシブ)が平成19年6月12日に発売されました。適応は、関節リウマチと変形性関節症の2つのみで。炎症、疼痛に関わるCOXー2に選択的に作用するのが特徴です。

COXー2阻害剤の長期使用で心血管系疾患の発症率が高まったという海外での報告があり、審査が遅れました。国内使用では投与量が低く、臨床試験では問題となるような副作用は認められていませんが、警告欄に心血管系リスクを明記し、注意喚起することになりました。
消化管の粘膜保護に関与するCOXー1は阻害しないため、潰瘍などの胃腸障害がすくないということが特徴のようです。

リウマチや整形外科が専門外という私の立場で思ったことは次のようなことです。

●高血圧、心血管系疾患の既往や合併、心機能障害があれば慎重投与になっている。適応症のある患者は、ほとんど慎重投与の対象になりそうである。
●国内販売後のデータの集積がない時点で、消化器系の副作用が少ないということだけで使用する意味はあるのか。
●他の消炎鎮痛剤が数多くある中で、自分自身なら服用するだろうか。
●薬剤相互作用がかなりありそうである。
●消化管障害の副作用が11.4%ありその中で、胃潰瘍0.1%、出血性胃潰瘍0.04%、十二指腸潰瘍0.1%である。(2007年4月印刷のパンフ)
●適応が、関節リウマチと変形性関節症の2つのみというのがよくわからない。
●変形性関節症も病名として不明確(ヘバーデン結節も適応?)。

<コーヒーブレイク>
●31歳の眼科開業医が、偽造免許で眼科診療をしていたことが発覚。
開業の際、保健所に提出した医師免許の写しは偽造されたものだったとのこと。
4年8カ月にわたって無免許で診療をしており、3年間病院勤務もしていたというおまけつき。
保健所に提出する免許証が写しでよいというのも不思議といえば不思議。さて、自分の時はどうだったか。
いつも思うのは、どうやって診療技術を覚えたかということは勿論ですが、どうして周囲で分からなかったかということ。
●新着の日本医事新報(4346 2007.8.11)に、診断書発行を求める新患の本人確認はどうすればよいか、という質疑応答が載っていました。
医者だけでなく患者もニセがいるということ。
お互いに油断はできません。

COX-選択的阻害剤「セレコックス」発売
http://www.yakuji.co.jp/entry3386.html

セレコキシブ(おくすり110番)http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1149037.html

警告のある薬/セレコクシブ
http://www.okusuri110.com/kinki/keikoku/keikoku_db/keikoku1149037.html



一般の方のブログは別にあります。
ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/
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by esnoopy | 2007-08-10 02:00 | 新薬発売