新薬ゼチーア登場

初めての小腸コレステロ-ルトランスポーター阻害剤としてエゼチチミブ(商品名ゼチーア、シェリング・プラウとバイエル薬品)が発売されました。
    http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0158202_01.pdf

今日届いたMedical Tribuneからの抜粋です。
●コレステロール合成系を阻害しても代償性に吸収系が亢進して十分なコレステロール低下作用が得られなくなる。
●糖尿病患者ではコレステロール吸収を亢進する蛋白の発現が亢進している。
●LDL-CとTGを十分に下げることが、微量アルブミン尿の陰性化に寄与する。
     Medical Tribune 40(31) 2007年8月2日号

 以上、掲載された座談会での内容の一部です。数多くあるコレステロール低下剤の中でのゼチーアの位置づけといったところです。今後、副作用がどのくらい報告されるかは興味のあるところですが、ピカ新の薬剤として期待したいと思います。
 実は今夕、新発売記念講演に出席の予定です。



<私見>
●スタチン処方による筋肉症状はよく経験するところです。そのような患者さんのゼチーアへの変更が考えられます。
●フィブラート系薬剤と違ってスタチン系薬剤と併用ができ、相乗効果も出来そうです。
●フィブラート系薬剤との併用については、有効性や安全性が十分に確認されていないようです。
●2007年6月発売(?)のためしばらく長期投与ができない。
●うっかり高脂血症と病名をつけるとレセではねられる。
●1日1回食後という用法の記載のため、いつ服用させてもいい。かえって指定してもらったほうが処方しやすい。
●小さくてユニークな剤型です。
●高薬価です。
      ゼチーア 10mg  250.9円
  
参考 
      メバロチン10mg  131.4円
      リピトール10mg  146.3円
      リバロ   2mg  156.3円
      クレストール2.5mg   87.3 円




最近、尿管結石の患者さんがやたら当院を受診されます。
医学生の時、たしか「結石波」というような名前で、当たり年や当り月があると講義でならった覚えがあります。夏に結石が多いということなら何となくわかる気もするんですが。

泌尿器科/尿管結石 
Q1 尿管結石の発作には流行があるか?あるとしたらその原因は?

           (これは個人的に長い間温めて?いた疑問です)


http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/uro.dir/outline/research_kesseki.html
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003053607/en/
http://www.chiff.com/a/summer-stones.htm
http://www.springerlink.com/content/b78k406126875278/


 やっぱ夏に多いということだけなんでしょうか?そうともいえない実感があるんですが、皆さんはいかがでしょうか?
 ある年の10月ぐらいのこと。診察室に入って来た患者さんが二人続けて尿管結石だった経験もあるんですが。皆さんの経験を教えていただけると有難いです。
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by esnoopy | 2007-08-04 08:06
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